自然奏法? |
<自然奏法>という言葉は、おそらくピアノ界(音楽界)では
使われていない、当方独自のピアノ奏法の呼称。
重力奏法・ロシア奏法などと言われるピアノ奏法と似ている部分が
あるかも知れませんが、細部ではどうなのでしょうか?
<自然奏法>の基本は・・・
①手を自然な形、自然な手つきで、鍵盤上にフワッと置く。
②両手10指が、原則として常に鍵盤に触れていること。
従って、指の動きは、原則として、キーの深さ約9ミリの
上下動の範囲を意識して弾くことになり、キーから指が離れて
(指を高く上げて)指を打ち下ろすムダを出来るだけ避ける
③手首を高く上げず、手のひらが鍵盤にかすかに触れるか
触れないかくらいに下げる(自然に下がる状態)。
④原則、指を90度に曲げない
⑤手・手首・腕全体が、かろうじて鍵盤からズリ落ちない程度の、
最低限のチカラで支える(つまり、チカラを抜く)
♪<自然奏法>3つの演奏例〜
↓P:ウラディーミル・ホロヴィッツ(旧ソ連→アメリカ)
↓シューマン:『子供の情景』より <トロイメライ>
↓P:フリードリッヒ・グルダ(オーストリア)
↓バッハ:管弦楽組曲第3番より <G線上のアリア>
↓P:ウラディーミル・アシュケナージ(旧ソ連→アイスランド)
↓モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414